つかぬことをお伺いいたします。
皆さんのお家の本棚にボックス式のカバーがある本は何冊くらいありますか?
ボックス式のカバーという表現が合っているのか。
うまくお伝えできている自信がないので画像を添付いたします。
子供の頃、本棚にあった本は、このカバーが付いているものも多かったように記憶しています。
今はもう見かけませんが一家に必ずあった百科事典。
ブリタニカ派かジャポニカ派か。
確か本の上にビニールがかかっていたような。
わからないことがあったら百科事典で調べなさい…と言われても、文字だらけでしかも重くて子供には酷でした。
文學全集もありましたね。
表紙が布張りで、パラフィン紙のような薄紙がかかっていて。
他にもこのタイプのカバーがある本は、昔の本棚には結構ありました。
現在、皆さんの家の本棚には何冊くらいありますか?
人間の国支店は、アトリエを転居するとき蔵書はざっくり処分しました。
このタイプのカバーがある本は3冊しか持っていません。
画像の本は、大事に持ってきたなかの1冊です。
十数年前に神田の洋書絵本の品揃えが充実した書店で購入したものです。
「アリスの不思議なお店」
画家で絵本作家の作者が、自分の娘のために作った誕生日プレゼントの絵本。
その後、出版すると権威のある賞を受賞した…というエピソードもビジュアルも美しい本です。
高価でしたがパッケージがとても素敵で衝動的に買い求めました。
300冊の豪華な絵本を作ろう!
と決心したとき、頭に浮かんだ本がこれでした。
「ある日犬の国から手紙が来て・バンボと仲間たち」も、このような形で作れないだろうか、と。
製本を頼もうと考えていた印刷屋さんに、このパッケージを追加でお願いしました。
「弊社ではできません。外注になります。」
というお返事が、速攻で返ってきました。
絵本にあのカバーをつけるパターンは珍しいのかもしれません。
とりあえず、以前作ったというボックスカバーの見積もりを教えていただきました。
目を疑いました!
あの箱を300個作ってもらうお値段で、新品のバイクが買えます。
紙だよね。
紙の値段だよね、これ。
ついてないわけですよね、カバー。
他の印刷会社にも、見積もりを頼んでみました。
ボックス式のカバーという言葉で伝わらなかったので画像を添付しました。
「弊社では対応しかねます」が2件。
「社内で検討して、10日くらいでお返事いたします」が1件。
ほんとうに需要がないのですね、あのカバーは。
ちなみにあのカバーの正式名称は三方背ケースというらしいです。
クラウドファンディングで本を出版する人たちの目標金額が高すぎるように感じていました。
普通の装丁の本を出版するのに300万円もかかるのかしら?と。
でも、いざというときのリスクを組み込んでいらっしゃるのかもしれません。
そういえば、私たちがクラウドファンディングを始めるにあたり参考にしていた方が立ち上げた有名人のクラウドファンディングが目標を達成できずに終了しました。
目標金額の設定は、実際より少なめに!
という教えを守ってギリギリの設定をしておりましたが大丈夫だったのでしょうか。
クラウドファンディングの期間はまだまだあります。
300冊の豪華な絵本を制作するためにゴールまで走り抜きます。
どうか1冊、絵本を連れて帰ってください!!
よろしくお願い申し上げます。
「アリスの不思議なお店」を久しぶりにめくってみたら
昔の私たちが、仕掛けておいた幸せの地雷が。
「困ったら使いなさい」と書かれた付箋つきで1万円がはさまっていました。
カバーを作る資金に使います!
【今日の名言】
いつも応援してくださる方は、もう僕の家族で。
寺田心
皆さまのご支援をお待ちしてます。よろしくお願いしますマネー
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